「ファナティック ハリウッドの狂愛者」を見た。
いやーひっさびさにヤバいものを見てしまった。簡単に言うと、ジョントラボルタが志村けんの「へんなおじさん」をやるコメディ映画です。で、そのへんなおじさんがB級アクション映画のスター俳優の大ファンで、好きすぎて家に侵入しちゃって、留守中に彼の歯ブラシを舌にこすりつけたり（結局息子の歯ブラシでしたが…）、彼が寝てる横でもぞもぞ腰をふって欲情し始めたり、寝顔にキスしちゃったり、やりたい放題する。ヤバすぎます。で、この映画、演出がプロっぽくないというか、スマートじゃない。そのヘタさが、なんだか不気味で、何が起こるかわからない。だからコメディのはずなんだけど、怖いんですよ。あ、これコメディじゃないの？ 失礼、失礼。とにかく、まったく先が読めない。そして変な狂気が充満してて、なんともいびつな作品になってます。映画の最後に「ビル・パクストンに捧ぐ」って出ましたけど、ストーキングされるスター俳優のモデルがビルパクってこと？あ、ビルパクの息子が、大道芸やりながら悪さしているしょうもないヤツの助手という役で出てました。
