かいきんされて

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「解放区」を見た。

完成から5年、ようやく一般公開された映画。なるほど、とんでもない映画だ。何とも荒削りで、粗っぽくて、生々しい。ドキュメンタリー作家を目指す青年が若者のリアルというテーマの作品を作るうちにいつのまにか人生の迷子になってしまうという話。舞台は大阪の西成区釜ヶ崎。ドキュメンタリックに荒削りに撮った映像が生々しく町の光景をさらけだしていく。クズすぎる主人公青年の行動にあきれつつ、最初は爆笑して見てたんだけど、途中から全然笑えなくなって、道を踏み外し続けたあげくの最後はちょっと怖くなった。こんなラストありか?あながち現実に落ちていくってこういうことなのかもな…。なんちゅう映画だ。