忘却の彼方より(ほぼ、転載)


前回の個展でえらく気に入られた写真です。
いいのは、コカコーラです。
いいデザインを写真に撮れば、写真はよく見えるものです。



さて、昨日からまた写真展が始まった。

ちなみに昨日は会場の下で金城武が撮影をしていた。最初全く彼だと気がつかなくて、店に入れなくてうろうろしてる人かと思って、「どこかお探しですか?」って声をかけようと思ったら、スタッフに止められました。ま、それはウソですけど。あまりにも金城くんがゴールデン街にとけ込みすぎていてびっくりしました。どうやら“不夜城風ファッション”だったようです。さすが。



で、しばらく更新してなかった日記ですが、じつはよそのサイトでちょこちょこ書いてたりしたので、そこでテキトーに書いた最近見た映画のレビューをまとめて転載。全部メモ書きです。ええ。順番もめちゃくちゃです。


バットマン・ビギンズ
何でも買えちゃう金持ちボンボンが、自分の嫌いなコウモリをみんなにも嫌いになってもらおうと大金はたいて壮大なコスプレ劇を演じるって話。どう考えても金持ちの道楽なのに、「これが正義だ!」とばかりに町を破壊しつくすのだから、やはり金は人を変えるのだと思う。で、肝心のケン・ワタナベは、コマ送りで見ないとその存在を確認できないほど一瞬だけ登場。ハリウッドに進出したんだなあ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDW0/qid=1127883699/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-3461490-6959534

キャットウーマン
おなかいっぱいのバカ映画。前後半で雰囲気がガラっと変わるのでうっかり途中で寝てしまうと違う映画に切り替わったかと錯覚してしまう可能性大。キャットウーマンに変身してからのハル・ベリーの暴走っぷりはある意味彼女の新境地ともいえるキレ具合で、それが案外ノリノリなのが痛々しい。キャットを取り巻く理解不能な登場人物たちの意味不明なセリフのやりとりからも目が離せない。そんなどうしようもないポンコツ映画なんだけど、なんか憎めないのが不思議だった。バッドマン・ビギンズ+キャットウーマンで新たなリターンズを是非リメイクして欲しい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001A7D18/qid%3D1116898779/249-3461490-6959534

アナコンダ2」
原題がアナコンダズというだけあって、うじょうじょと大蛇たちが押し寄せてくる映画かと思えば、予算の都合なのか、終盤でまではけっこう地味だった。いわゆるこの手の映画で「ああこいつは死ぬな」ってヤツが生き残って、意外なヤツが死んだりするあたりはオモシロかったけど、どう考えても蛇が善いヤツに思えるストーリーなので、誰も生き残らなくてもよかったんじゃないかと思えた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007NDBQA/qid=1116898211/sr=1-2/ref=sr_1_8_2/249-3461490-6959534

「最狂絶叫計画」
裸の銃を持つ男”の監督と“ホットショット”の主演俳優がタッグを組んだ!、と聞いてピンと来る人には“伝説的な一本”と思えるドリームムービー。「8マイル」「サイン」など、バグだらけの映画をパロディの元ネタに持ってくるあたりにすさまじいセンスを感じる。少年への猥褻をかたくなに否定するMジャクソンは本人かと思うほどソックリで、それだけでも一見の価値あり。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007LXPLI/qid%3D1116898095/249-3461490-6959534

僕の彼女を紹介します
韓流ブームゆえか、去年映画館に行ったら混んでて入れなかった。だからDVDでみた。ずっこけた。劇場で見なくてよかった。コメディなのか、悲劇なのか、その着地点がまったくわからない微妙な映画だった。同スタッフによる前作「猟奇的な彼女」では、その危うさがバランスの中でうまく機能して、ギリギリのところで爆笑ホロリを生んでいたのに、今回は無謀に走りすぎた。どう考えても感情移入できない“僕の彼女”の性格描写に問題がありまくりだし、物語に必然性のかけらもないので、暴走だけが際ち、ちっとも笑えずちっとも泣けずだった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002U8NRK/qid=1116899046/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「ターミナル」
ニューヨークの空港そのままのセットを建造してまでこの映画を撮ったのかと思うと涙が出てくる。作ったセットがどれほどのものか確認するために見る映画だった。「宇宙戦争」といい、スピルバーグという監督は作品より経済面で世に貢献している偉人だと思う。昔のスピルバーグはちがったのに、なんて年寄りじみたことを言うのもなんだが、変わっちまってもいろんなところで波紋と論争を広げているのは確かなので、これからも注目し続けるんだと思う。で、空港ものを見るなら「パリ空港の人々」の方をオススメしたい。同設定で10倍くらいは面白いと思う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002U8NPM/qid=1116898594/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

あなたにも書ける恋愛小説
借金返済のために急いで小説書かなきゃいけないんだけど、時間がないから口実筆記して書きあげたい、けど出版社が金出さない、じゃ格安で人を雇ってやらせるか、ああ、でも普通に雇うと高そうだから、ウソの求人広告で引っかかったアホにやらせようって映画。恋愛小説を書き上げながら本当の恋が動き出すなんてしょうもないプロットを「恋人たちの予感」の名匠ロブ・ライナーが撮るんだから世も末だ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002XNZG6/qid%3D1116899027/249-3461490-6959534

香港国際警察
泣いた。アクションに、そしてジャッキー・チェンの生き様に。ただ泣いていた。“死”の一歩手前ギリギリアクションをぶつけてくるすさまじい映画だった。最近のジャッキー・チェンはアクションにハリがないとか、もう体力の限界とか、無責任な言葉をあびせかけてごめんなさい。この映画はまるで執念、いや魂の爆発のようでした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007N0YGU/qid=1116897751/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

真夜中の弥次さん喜多さん
猛烈な勢いで排気ガスをまき散らしながら暴走しまくって、意味とか考えさせる前に完結してしまう力業映画。どこを見ても知ってる顔ばかりの豪華キャストと、勢いをゆるめないギャグの応酬で観客に思考のスキをあたえないつくりは暴力的ともいえるけど、そんなにイヤなものではなかったりする。ただ「タイガー&ドラゴン」なんかを見ると、やっぱりクドカンは脚本だけやったほうがいいのになと思う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001X9D40/qid=1116898241/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-3461490-6959534

茶の味
おしゃれーなオタク映画。嬉しい人にはきっと嬉しいサブカルのオシャレラッピング、はい、どうぞ召し上がれ。個人的には庵野秀明のどう形容していいのか分からない奇妙な演技が見れただけでお腹一杯。おかわりの必要はありません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001X9D8Q/qid=1116898275/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

恋の門
オシャレ映画界はオタクブームなのかしら?「茶の味」に次いでこれもまた“オタク全快おしゃれムービー”。テンポもつくりもひじょうによく似ている。ノリがいい。ノリはいい。ノリだけはいい。でも、ちゃんとオタク心をくすぐる作りになってるのはさすがだと思う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001X9D9A/qid=1116898294/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「パッチギ」
笑って泣いてスカっとして劇場をあとにした。1968年という時代設定もツボ。ちょっと説教臭いかなと思える部分もあったけど、直球ストレートで感情に訴える映画で、「お通夜」のシーンでは悔しくて本気で泣いてしまった。しばらくはこの映画の話でいろんな人と盛り上がれたという意味でも貴重な映画だったと思う。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007N0YGK/qid=1116897785/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-3461490-6959534

血と骨
原作の凶暴性からするとだいぶトーンダウンしているようにも思えたが、それでもビートたけしの体当たり演技はけっこう怖かった。先に原作を読むことをオススメしたい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007CYVK6/qid=1116898453/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-3461490-6959534

バタフライ・エフェクト
日記を見て記憶をたどるとその時点に戻ってやり直すことができる、そんな能力を持った少年の話。何度やり直してもうまくいかねえ、ああ、どうやったら愛しい彼女を救えるのか!?どんどん不幸になっていく物語にどうやって決着をつけるのか、けっこうハラハラして見てました。あとで冷静になって考えると、あれ?って思う部分オンパレードなんだけど、一瞬芸としてはその辺の超大作より十分楽しませてくれる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000AM6R00/qid%3D1127884503/249-3461490-6959534

ハイド・アンド・シーク〜暗闇のかくれんぼ」
配役を見ただけで結末が分かっるのに、もったいぶって出し惜しみしているところを笑ってしまってはいけない映画。すべてが予定通りに進行するので、ドキドキ感よりワクワク感が強い。だから“怖い映画苦手ぇ”とか言ってる人にも十分オススメできる映画です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00081T5CA/qid%3D1116898474/249-3461490-6959534

「LOVERS」
まるで舞のようなアクション、まるでミュージカル。詩的で美しい世界が炸裂!キレイってだけで映画は成立することを再認識させる一本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001A7CZA/qid=1116898364/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/249-3461490-6959534

アーリャマーン EPISODE1帝国の勇者」
インド版インチキ“スター・ウォーズ”なんて言われてるけど、とんでもない。パクろうとした形跡は見られるけど、結果的には何もパクれてない(なぜか、音楽はスーパーマンにクリソツだし…)。
オリジナルです、これは。で、まずびっくりするのが、この“ありゃまー”に引っかけて適当に付けたとおぼしき気の抜けたタイトルが原題そのままだということ。マハラジャサウンドで「アーリャマーン♪」と叫び続けるオープニングから、映画の危険なテイストがぷんぷんと漂う。
体脂肪率高めの勇者アーリャマーンダンボールで作られた高性能ロボットのトボ、スター・ウォーズに近づけようと努力したらしい失敗キャラクターたちが続々登場。途中で設定はころころ変わるし、5分前にやった大事なシーンがいつの間にかなかったことになってるし…テレビドラマの総集編とはいえ、あまりにもデタラメでグチャグチャ。荒唐無稽、意味不明、最高チープ、差別上等、バカ全開!無駄に豪華な日本語吹き替え声優陣にも注目。インド本国じゃ「本気」でこれが視聴率90%を記録したというから驚きだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007MTBM4/qid=1117347059/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

コンスタンティン
ごっついお金をかけた喫煙反対映画。タバコを吸ってはいけないよ、ってテーマにこれだけのお金をかけてしまうハリウッドってすごい。「わたしはこれで肺ガンを克服しました」というサブタイトルを付けるべきだった。本気でスクリーンに“バーーーーカ”と吐き捨ててしまった珍品映画!ビバ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDX4/qid=1116898568/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-3461490-6959534

ザ・インタープリター
舌を噛んでしまいそうなタイトル、意味は通訳者。国連で同時通訳の仕事をしている女性がアフリカ小国の大統領暗殺計画に巻き込まれという面倒くさそうな話。あっと驚く意外な展開はないけど、空撮したり、バスが爆発したり、盛り上げどころもけっこうあるし、なにより設定と役者がずっしりかまえているので緊張感は絶えない。ニコール・キッドマンが妙に若作りしていて、遠目ではキレイなんだけどアップになると鼻の形とか超不自然なところも気が抜けず、やはり緊張感は絶えない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009MUDV0/qid%3D1117346495/249-3461490-6959534

ローレライ
日本映画でこういう大作映画が普通に作られて、ちゃんとヒットするという構図は実に喜ばしいことだと思う。娯楽大作万歳。おじさん役者たちの演技も乗りに乗っていていい。好感を持つ場所は非常にたくさんあったけど、それを一瞬で台無しにする「なんじゃそりゃ」展開も目白押しで、その息継ぎを繰り返しておなか一杯になった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDWA/qid%3D1116898171/249-3461490-6959534

「ソウ」
気がつくと見知らぬ密室、壁の両端に繋がれた男が2人、真ん中に自殺死体。いったいなにが起きたんだ!?っつうサイコサスペンス。“ナゾ・ナゾ・ナゾ・どんでん返し・どんでん返し・オチ”最近、こういう形の映画が妙に多い気がする。どれもこれもプロットが似通っていて、その構図自体が一種の安心感になってしまっている。だから、ドキドキするより先にホッとしてしまうのかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HCXU/qid=1116898129/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「トルク」
すげー!はえー!思わずうなってしまった。この映画のスピード感たるや尋常ではない。バイク・アクションのみでここまで“魅せる”映像を組み立てた演出力にはただただ頭が下がる。走っている列車にバイクで飛び乗るシーンなどは、思わず拍手してしまうほどの爽快感。とにかく、見終わったあとスカっとする久々に純粋なアクション映画だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00076ADY0/qid=1117532757/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl21/249-0650885-4556309

セルラー
突然知らない男たちに、知らない場所に連れて行かれて監禁された女が、偶然電話がつながった見ず知らずの青年に助けを求めるっていう「知らない」オンパレードのサスペンス映画。あらゆることが突然理由も分からず展開されていくけど、真相がちょっとずつわかってくるのが快感。登場人物のクソバカさ加減もドラマの盛りあげに一役買っていて、荒削りな部分も含めて楽しめた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009Q0K4G/qid%3D1116898056/249-3461490-6959534

コラテラル
最近はトムがクルーズしているだけで、映画が華やかに見えるほど彼はスターとしての貫禄をますます高めてきているように思う。そんな彼のPVと化した作品が多々ある中、じつに骨太な映画に仕上がっている。ドラマとしての広がりよりも、人物と街の描写にスポットを当てたつくりは実に気持ちよく、ロードムービーのように静かに流れる画がとてもステキだった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002U8NPC/qid=1116897813/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

ジーリ
出演するだけで映画の知能指数を下げる天才ベン・アフレックと、映画のジャンルを破壊する魔術師ジェニファー・ロペス夢の競演。…で、この2人って実生活で付き合ってるんだよね。だから映画の中でもラブラブ度をみせつけるのかと思えば、節度はわきまえていたようでロペ嬢が「わたし異性には興味ないの」と軽く突っぱねていた。それにしてもこのダメ映画っぷりは芸術の域。名誉ある“ラズベリー賞”を総なめにしたのも大いに頷ける。アル・パチーノやらクリストファー・ウォーケンカメオ出演し、渋い演技で映画を引き締めて帰っていくあたりも無駄にブラボー。大爆笑必至!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002GD4DW/qid=1116898074/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「隣のヒットマンズ・全弾発射」
思わぬ拾い物的オモシロさだった映画の続編だけに、“思わぬ”オモシロさは期待してなかったが、想像以上にぶっ飛んでいて、開始早々15分で全弾発射。その後ついていくのが大変だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006TWUC6/qid%3D1116898747/249-3461490-6959534

エクソシスト・ビギニング」
続編でもないのに、勝手にエクソシストにつなげちゃったパチモン映画かと思ったら、あまりにもちゃんとした映画でびっくりした。それにしてもレニー・ハーリンが撮るシリーズ続編って、どうしてこう微妙な後味なんだろうか…。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007MTBK6/qid%3D1116898763/249-3461490-6959534

「ラスト・キングス」
どう考えてもつじつまの合わない脚本なんだけど、クリストファー・ウォーケンが、どっしり演技してるいるので、もしかするとこれでいいのかな?なんて錯覚してしまう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007N37LY/qid%3D1116898918/249-3461490-6959534

「ヴィレッジ」
公園を抜けると、そこは別の世界だった…。あまりにもスットコドッコイな物語と設定に開いた口がふさがらないという意味では、映画史に残る究極の「謎」のひとつだと思う。きっと同監督の「サイン」に次いで、この映画もコメディだったんだろう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001A7D0E/qid%3D1116899067/249-3461490-6959534

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
身震いするほどの最高傑作誕生!とはよく言ったもので、リュック・ベッソンのご乱心ぶり、ここに極まる一本。「予言」とか「使徒」とかそれっぽいキーワードをならべてみせて、なんとなくそれっぽく作ってはいるんだけど……。ヘタにつじつまを合わせようとしない潔さはかいます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00069BPCW/qid=1116899083/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「ラストクォーター・下弦の月
久々に最初から最後まで意味がわからない映画に遭遇した。イギリス(?)のカリスマロック歌手役のHYDEがじつにおもしおろかった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00073H9JU/qid=1116899183/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-3461490-6959534

「80デイズ」
本家本元の「80日間世界一周」を見ていないから比較できなくて残念だけど、ここまで見事なリメイクをされたらきっと本家もだまってはいられないだろう。どこを切り取っても燃えカスと、残骸のようなエッセンスに満ちあふれていて、完成したフィルムをよく燃やさなかったものだと感心した。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007MCIW4/qid%3D1116899223/249-3461490-6959534

「天使が降りた日」
天使をモチーフにした短編5作からなるオムニバス映画。うち一作品を『ピンポンダッシュ』の飯塚健監督が撮っている。バラエティに富んだ作風の5作品が並ぶ中、その関係性とテーマを結びつけようと脳内でアレコレ模索をはじめると心地よい夢の世界が目の前に広がってきて、映画だか現実だか分からなくなって気がついたら終わっていた。特に前半の3作品は、確信犯的にこの世界を作り込んでいるのだとしたら「ただ者ではない」と思わせる“なにか”を持っていた。思わず2回も見に行ってしまった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007OE6HW/qid%3D1116899102/249-3461490-6959534

「10ミニッツ・オールダー・人生のメビウス
10年に一本しか映画を撮らないビクトル・エリセ監督が、10年ぶりに撮った10分の短編が収録されているというので、かなり気合いを入れて観た。…。そのほかにも、アキ・カウリスマキだったり、スパイク・リーだったり、ヴィム・ヴェンダースだったり、そうそうたる面々の短編が入っていた。……。
うん、正直、全然意味がわかんなかった。でも、いいと思う。この人たちは、もう生きているだけで一等賞な人たちだから。それにしても映画ってこんなにつまんないものだったっけ?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00016AWD8/qid%3D1116899245/249-3461490-6959534

「10ミニッツ・オールダー・イデアの森」
世界の巨匠たち夢の競演、第2章。相変わらず小難しい10分の短編がこれでもかってほど詰まっている。ゴダールだ、ベルトルッチだといった面々がやりたい放題。これの予告編を作らなきゃいけない配給会社も大変だ。「人生のメビウス」の方では、かろうじてビクトル・エリセの“ライフライン”が緊張感をもっていたが、「イデアの森」の方では「ブリキの太鼓」のウォルカー・シュレンドルフが撮った“啓示されし者”がいちばん光っていた。一匹の蚊が飛び回って一瞬の人間劇を観察して果てていくという、なんだかやはり意味不明だけど、これが“まとも”に思えるほど、ほかのがぶっ飛びすぎていて、知恵熱が出た。映画ってこんなにつまんないものだったっけ?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00016AWD8/qid%3D1116899245/249-3461490-6959534

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」
この映画のために激太りしたレニー・ゼルウィガーに拍手。で、そんな彼女の苦労を台無しにした見事な脚本と演出にも拍手をおくりたい。サブタイトルは、もしかして主演女優の心の叫びか!?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009IH0U6/qid=1116899004/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「予言」
つのだじろうの『恐怖新聞』を映画化。「世にも奇妙な物語」を少し豪華に作った感じ。パッケージングのおどろおどろしさからすると、かなり切ない映画になっている。ちょい役ながら目を引いた堀北真希のプロフィールからは、なぜかこの映画のタイトルが外されていた。なにがあった?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007GP8I6/qid=1116898849/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

「感染」
ぐちゅぐちゅぶちゅぶちゅ音がしてすげー気色悪かった。終始そんなかんじで展開されるので肩がこった。で、いったいどんな話だったのか、結局最後までわからなかった。ああ気持ち悪かった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007GP8HW/qid=1116898870/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-3461490-6959534

宇宙戦争
究極の!と言ってもいいほどの残虐殺戮映画。911からの要請という意味では、何者か分からぬ驚異によって次々と命を奪われる不条理な状況を、何者でもない主人公の一人称として捉える作風はある意味正解なのかもしれない。しかしそういった不確かな状況を右往左往する目が中盤閉ざされてしまった時に映画の世界が一変する。まるで悪夢だ。何よりも冒頭とラストの数十秒のナレーションによってすべてを説明してしまうのだから、ただ殺戮を見せつけるこの映画は悪夢以外の何ものでもない。なかなか考えさせられる一本だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDWU/qid=1127883777/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3461490-6959534

姑獲鳥の夏
京極夏彦の「京極堂」シリーズを映画化。文庫本のくせに異常な厚みから持ち運びに困難を極めた原作本を読んだのがもう6年くらい前。あらすじ以外の詳細はほとんど脳内からデリートされていたので、映画自体は新鮮に見ることができたが…。結論から言ってしまえば、そんなに面白くはなかった。過剰な期待もあったと思うが、構成的にも画的にも感心できる部分を見付けることができなかった。ただ、だからといって駄作だったのかと言われると、ちょっと考えてしまう。この映画の何にそんなに引っかかっているのか、自分でもまだわかっていないし、整理がついていない。
話は変わるが、昨年これの原作本を近所にできたブックオフに売った。売って2ヶ月ほどして見知らぬ女性から僕のもとにメールが届いた。ブックオフで「姑獲鳥の夏」を買ったら、僕が読んでいた時しおり代わりに使っていた名刺がそのまま中に残っていたという。個人情報等いろいろ取りざたされる世なので、どう処理していいやらというすごく丁寧なメールだった。まるで宮部みゆきの「淋しい狩人」のごときドラマが幕を開けそうな、予感にあふれたメールだった。その人とは、夏に「姑獲鳥の夏」映画化されますね、みたいな話から自然とメールをやりとりするようになった。そしてその映画が公開された。ただそれだけの話だ。
http://www.ubume.net/

スター・ウォーズ EPISODEIII シスの復讐
見ていてこれは何かに似ていると思った。終わる頃になって「あ!」っと思った。そうだ、これは「渡る世間は鬼ばかり」だ。わかりきった感情描写の羅列、ある意味予測を裏切らないストーリー展開、見事に橋田壽賀子の世界だ。しかもIVから見たぼくたち観客はこのあとに起こるすべてのことを知っている。まるで予言者の目である。それはなにかと言えば、細木数子の目である。つまりこの映画は細木数子の目で見える世界を橋田壽賀子的視点でまとめたものなのだ。だから間違いなく大ヒットするのである。
http://www.foxjapan.com/movies/episode3/

逆境ナイン
デタラメでパワフルで意味不明、おそらく映画化でもされなければ復刊されなかったポンコツ原作マンガを見事に世に押し上げたという意味だけでもこの映画には価値がある。だから、じつのところまったくと言っていいほど映画には期待していなかった。ところが思った以上に意味不明をそのままパワフルに構成してデタラメに作ったような映画になっていて、なんだか分からないパワーをもらって、帰る頃にはちょっぴり元気になっていた。そう、映画なんて、見た後でちょっぴり元気になってる!くらいでよかったりする。大手を振ってそれをやってるのだから、もうこの映画に言うべき事はない。一言あるとすればあと20分映画を短くするべきだったと思う。そうしたら完璧かもしれない。
http://www.gk9.jp/

マイ・ボディガード
このタイトルじゃ、誰も見ないだろうな、もったいないなと思った映画。僕自身も友人に勧められなければ多分見てなかった。結論から言えば、ここのところ観た映画の中ではピカイチで面白かった。はっきり言ってこれは傑作だ。乾いた人物描写、重厚な映像、スピード感、影のある男たち、クールなバイオレンス、人を選ぶかもしれないが僕は大好きだ。前半心温まる人間ドラマが展開されたかと思うと、後半でそれが一転するなど、観客の心を揺さぶる仕掛けもかなり計算高い。ネタバレになるので詳細は書かないが、ふと、そのトリガーとなる事件をどう見るかで後半が別の映画に見えてくるような気がして、それを確認するために今一度見ようと思っている。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0008EMLBE/qid=1121651491/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-3461490-6959534

フォーガットン
びっくりした。予告編を見て“何者かの陰謀で息子がいた記憶を失わされた母親”をめぐる濃密なサスペンススリラーを期待していたら、度肝を抜く展開が用意されていて、マジでぶっ飛んだ。あらゆる意味でぶっ飛ぶ映画だ。いや、本当に映画の中で人がぶっ飛ぶとは思わなかった。物語上都合が悪くなった登場人間が次々と空に向かってぶっ飛んでいって、そのまま帰ってこない。フォローもなければ、ギャグでもない。あまりにもすごすぎて、後半50分は開いた口がふさがらなかった。「忘れろぉぉ」「いやだぁぁ」と叫びあう最終決戦に至るまで、ノンストップで理解不能。それもそのはず脚本家が見た夢を40分くらいで脚本にしたのがこの映画なのだとか…。退屈する暇もなかった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009YT3TQ/qid=1121823317/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl15/249-3461490-6959534

「隣のリッチマン」
ジャック・ブラック様!ブラ様!「ハイ・フィデリティ」で気になって、「スクール・オブ・ロック」で夢中になって…、今年は超話題作「キングコング」への出演も控えて、スター街道まっしぐらのブラ様。体臭のキツそうな、オナラの臭そうな、ステキなブラ様が「う×こ除去スプレー」を開発して超リッチになっちゃうのが本作。徹頭徹尾いい人すぎる成金さんってのが、いい味を出していて、また少しブラ様を好きになりました。この「うん×」まみれのコメディ映画を監督したのが巨匠バリー・レビンソンってんだから、長生きはするものだ。いや、その意外な監督のさい配が、重厚なのか、軽薄なのかわからない不思議なコメディを生んだのだろうな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007URZFG/qid%3D1121822345/249-3461490-6959534

ターンレフト・ターンライト
見終わってしばらくニタニタ笑ってた。嬉しくて。運命の糸で結ばれているのに、なかなか出会えない男女を描くファンタジック恋愛映画。これがじつに面白い。日本語の演技じゃないから金城武の演技も気にならないし、かえってその不器用さが効果的にも見えてきたりして、相手役の女優もステキで、淡い空気感がいつまでも続いて欲しい心地よさを生んでいた。彼らの出会いを邪魔する人間の心ないイタズラが、忘れた頃に2人の運命を結びつける役割を果たすなど、伏線の貼り方も気が利いていて楽しい。とにかく見終わってこんなに幸せな気分になった映画は久々だった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00076ADYK/qid%3D1116897835/249-3461490-6959534

砂と霧の家
一軒の小さな家の権利を巡るちょっとした行き違いの中で、ほんの小さな「誇り」と「幸せ」を守るためにぶつかってしまった2人の人間がとんでもない悲劇を生んでしまうという映画。泣かせようという過剰な演出はなく、派手なドラマもない。地味だけどきちんと人間を描いている。だから、じわっと切ない。そして救いがない。けどものすごく心に残る。埋もれさせてしまうにはもったいない映画だと思う。僕的にはラストのベン・キングズレーの演技が静かな衝撃で、しばらく頭から離れなかった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000758XUW/qid%3D1116897927/249-3461490-6959534

「アイランド」
ベイ!やっぱ、あんた最高だよ、マイケル・ベイ監督。クローンだとか人間培養だとか、ちょっぴり小難しい設定の映画だから、「ガタカ」みたいなしっとりしたSFなんか撮ってしまうんじゃないかと心配(期待)していたら、いや、見事にやってくれました。期待通りのバカ映画。徹頭徹尾ド派手!車がでんぐり返りまくるカーチェイス、臓器ネタに、ちっともお上品じゃないお下劣アクション。いやー、スカっとしました。何をやってもベイ映画はベイ映画なんだね。でもなんだか、夏の超大作たちにおされて客の入りが芳しくないようで…。ベイ信者のみなさん(いるのかな…)、早く劇場に行かないと打ち切りになっちゃうよ。急げ!
http://island.warnerbros.jp/

スーパーサイズ・ミー
マクドナルドを1ヵ月食べ続けたらどうなるか?そんなくだらない疑問に、身体を張って挑戦しちゃった真実の記録。もちろん、そんなことをして身体にいいわけはなく、ある意味結果は分かりきっている。そうなるとどれくらい害があるのかってことに自ずと興味は向いていくはずなんだけど…。ううむ、結局の所、この映画が何をしたかったのか、僕にはちっとも分からなかった。マック喰いまくって気持ち悪くなって吐いてみたり、どんどん不健康に太っていったり、それすらも全て想定の範囲内のことであって、過剰な演出を突きつけてどうしたいの?って思いが強かった。
ただ今日渋谷の街を歩いていたら、背後からギャルの「昨日も朝マックしちゃった、今朝も朝マックしちゃった」という話し声が聞こえ、振り返ってみたら案の定立派な体格をしていたので、もしかするとこんな映画でも何か訴えかけられることはあるのかなと、少し思い直した。朝マックギャルよ、早くこの映画を見れ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDY8/qid=1122966090/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-0650885-4556309

いま、会いにゆきます
不覚にも泣いてしまった。声を出して泣いてしまった。クライマックスまで、けっこう平静を保っていられたんだけど、ラスト10分で貯まっていたものが、一気に洪水のように溢れてきてしまった。正直、観るまでバカにしてました。すいませんでした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00061Q6VK/qid=1122966157/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-0650885-4556309

クライシス・オブ・アメリカ
骨太な社会派サスペンスなんだけど、設定はけっこうサイエンスチック。悪夢みたいに始まって、だんだんとパズルのピースがはまっていって、骨格がみえてくる硬派なつくり。さすがは職人ジョナサン・デミが監督しているだけあって、重厚な雰囲気がそこかしこに漂っていて、それだけでけっこう満足してしまった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009NW5AG/qid=1122967814/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-0650885-4556309

ゴッド・ディーバ
フランスが世界に誇るマンガ家、偉大なるエンキ・ビラル先生が御自らメガフォンをお取りになって、作り上げたSF超大作。物語が哲学的すぎてちゃんと理解できたか自信はないけど、神様が人間の身体を乗っ取って女性をレイプする話に僕には思えた。あとはなんか哲学だった。アニメ調の人物と俳優の絡みがうまくいってなかったり、ちょっぴり眠かったり、かなり眠かったり、少し眠ったりしたけど、総評としてはけっこうイケていたんじゃないかと思う。ビジュアルは相当カッコいいんじゃないかな。「ティコ・ムーン」の頃に比べるとCG技術も発達したし、かなり自由なものづくりができてたんじゃないかな。そうかな。そうだな。きっと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006ISEYK/qid=1121820697/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-3461490-6959534

オーシャンズ12
豪華キャスト!そうそうたる面々が顔を揃えてのオールスターゲーム。内容もオールスターゲームみたいなもんで、本気なのか、ファンサービスなのかよくわからないランチキ騒ぎっぷり。でも、この映画のスゴさは、面白いとか面白くないとか、良質か悪質か、なんてこととは関係ないところに存在している。それは、なにか。それは、超お金かけて、超すごい人集めて、超すごい宣伝して、ソダーバーグ監督の個性向きだしの実験映画を作っちゃったってこと。大ヒット映画の続編で妥当なことをしないという無謀なアクションこそがこの映画の存在価値なのだ。だから決してエンターテインメント作品「オーシャンズ11」の続編を期待してこの映画を見てはいけない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002YL512/qid=1121820147/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-3461490-6959534

ニュースの天才
お堅いインテリ雑誌でスクープ連発で名物記者に成り上がった青年。でも実は取ってきたスクープがほとんどねつ造記事だったって話。サクセスストーリーが一転!みたいな流れかと思ったら、なんかアートな構成で盛り上がりに欠ける。実際に起こった事件がベースなんだけど、ドキュメンタリーの方がよっぽど面白かった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009H9X52/qid%3D1127787842/249-0650885-4556309

プリティ・プリンセス2〜ロイヤル・ウェディング」
どうでもいい話だけど、キャリフォルニアのディズニーランドのホテルには、プリティ・プリンセス仕様のスイートルームがあるらしい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009F2I4C/qid%3D1127787863/249-0650885-4556309

スパイ・バウンド
突出してオモシロイわけでも、つまんないわけでもない硬派で地味なスパイアクション映画。最近、こういう映画減ったなあ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009GXJLC/qid%3D1127787897/249-0650885-4556309

デブラ・ウィンガーを探して
ハリウッド女優たちの生の声を集めたドキュメンタリー。女優として生きるのはものすごい大変そうだけど、一本映画に出て何億も持っていく頂上人間たちのお悩みぶちまけにどれほどの共感性があるのかはナゾ。ただ、それだけの世界だけにいろいろと大変なんだなということは分かった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009H9ZUU/qid=1127787925/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-0650885-4556309

「息子の部屋」
特にすごいドラマがあるわけでもなく、いわゆる普通の日常からある日突然と息子が姿を消して、あのときああしていればあいつは生きていたはずだとか、そういった後悔の念やら、哀しみやらが、切々と語られる。それすらも日常の延長なのだと悟らせるトリガーの差し込み方などじつにうまくて、本来哀しいはずの映画の後味をすごくキレイに解消してくれる。よくできていました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000D8RO5/qid=1127787954/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-0650885-4556309

スター・ウォーズIV・新たな希望(特別版)」
新シリーズになってから、ちっとも面白くなくなった同シリーズ。過去のトリロジーのあの面白さは幻だったのかしら?と思い再見。やっぱ、本気で面白かった。ただ出来ることならリメイク前の「スター・ウォーズ」を再ソフト化して欲しい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001X9BMY/qid=1127787979/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/249-0650885-4556309

「THE JUON〜呪怨ディレクターズカット」
外人に襲いかかる日本の怨霊。ある意味恐怖は国境を越えるんだろうけど、なんだ、この違和感は。ちっとも怖くはなかったけど、一応見ておいて損はない映画だと思う。それにしても呪怨ハウスをわざわざセットで再現してしまうハリウッドのお金持ちシステムは、一見無駄なように見えて、恐らくは一番出演料が高いビル・プルマンが撮影のために日本に来なくて済むように仕組んだマジックでもあり、その意味では実は計算されつくされている巧妙さ。さすがです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009G3ESA/qid=1127788008/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-0650885-4556309

妖怪大戦争
ああ、これ子どもの頃に見たかった。まさに少年心をくすぐる「ジャンプ」的な冒険活劇実写映画。心の底から好きになるには20年遅すぎた。つっても、劇場にあまり子どもの姿はなく、大きな友達ばかりが目立っていた。それもまた時代の流れのままなんだろうな。
http://yokai-movie.com/index.html

新暗行御史・劇場版」
韓国人漫画家の描く人気コミックを日韓共同でアニメ化。漫画で読んでいたときはそんなに気にならなかったセリフが、じつは声に出し読んでみると恥ずかしいものだったりして、それが「決めゼリフ」だったりするから、なんかクライマックスで恥ずかしくなってしまった。“お出ましだ!”
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009I8WTO/qid=1127788112/sr=8-3/ref=sr_8_xs_ap_i3_xgl14/249-0650885-4556309