せかいのはてで

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「世界の涯ての鼓動」を見た。
爆弾テロの阻止のため単身ソマリアに潜入しようとする諜報員と、生命の起源を解明するために深海の奥底にいどもうとする生物学者。2人は出会ってすぐに恋に落ちる。片や空気だけがタダという危険な紛争地帯、片や空気だけがない新海の世界へ向かうという対極構造が面白い。そこで描かれるのは、極限の死地における人間の無力さだ。大きな目的も使命も圧倒的な力や自然の前には無力になる。そこで沸き上がってくる生きるための希望は何かという、そういう純然たる希望の物語でした。世界系の対極にある物語として見ました。愛にできることはまだありますね。