「きみと、波にのれたら」を見た。
ああ、なんてすばらしいものを見ちまったんだろう。そんな気分にさせてくれる映画でした。ベタなんだけど、すごく新しい。湯浅監督の独特の世界感が展開されているのに、流れる音楽もお話もベタ中のベタ。ま、起きてること自体はベタじゃないんだけど、こういうド直球な話を湯浅さんが撮ると、なるほどこうなるか〜、こういう見せ方もあるのか〜という新たな発見でした。幸せ全開の2人の日々を見せるのに、こんなステキで恥ずかしい見せ方がいままであったか!?アニメなのにまるでアドリブ芝居でカップルのやりとりを見ているような演出法。なるほどな〜とうならされました。そいで中盤からはずっと泣いてました。いや、もうそこに行く前に泣き始めてました。どうかしてくるらい泣きました。やっぱ吉田玲子脚本はすごいです。見終って、何となしに本屋に行って、湯浅監督の次回作「映像研には手を出すな!」の原作コミックを大人買いして、ついでにネットではちょっと買いづらくなっている「ピクセル百景 現代ピクセルアートの世界」を買って、なんか不思議な世界を漂う1日となりました。幸せだな〜。