さんぽみち

昨日一日が仕事でまるつぶれで、何もできなかったので、たまの日曜くらいはのんびりしようと決意。まずは7時に起きて「エウレカセブン」をリアルタイムで見て、「マジレンジャー」「響鬼」までノンストップ。ジョギングに出かけて汗をかき、シャワーを浴びて、パスタを作ってブランチ。昼前に町田に散歩に出かける。前々から気になっていて一度も行ったことのない「町田版画美術館」へ。現在の展示は「浮世絵モダーン」というもので、大正から昭和にかけての日本伝統版画の流れを紹介したもの。学芸員の解説付きで鑑賞できたので、かなりわかりやすかった。「出版」としての「版画」、アートではなく商品であるという位置づけに少なからず感じるものがあった。個人的に心を打たれた一枚は伊東深水の「屋上の狂人」という版画。これは菊池寛の戯曲のラストシーンを絵にしたもので、一軒家の屋根に腰をおろした「狂人」の表情と夕日に染まった風景が、なんとも言えないドラマを語っていた。喫茶店で夕方ビール、ゲームセンターでコインゲーム、寿司屋で泥酔、記憶をなくして帰宅。ああ、のんびりした。