「Girl／ガール」を見た。
胸をえぐられるような映画だった。バレリーナを目指すトランスジェンダーの少女が主人公。女子更衣室を使うってだけでも普通にはできない。このくだりは、ゆるくはあるけど暴力的にきつかった。また練習中に男性器をテーピングしているのでトイレに行けず、だからレッスン中に水も飲めない。練習が終わってトイレに駆け込んでようやく一人になって水をかっこむ姿がなんとも痛々しい。とにかくそんな状況で人一倍、ひたむきに努力する姿は、見ていてつらいのだけど、とにかくこの主人公が美しいのです。常に壊れそうな表情でそこにいる、それだけで絵になるという。バレエもすごいけど、息遣いや表情がとにかくすごかった。周囲の大人たちは優しくて協力的でそれは救いではあるのだけど、本質的な辛さは彼女の中にずっと蓄積されていって、それが伝わってくるんですよね。ああ、もうこれは、来るな、と思ってからは、ちょっと正気では見れませんでした。かなり揺さぶられました。とにかくすごい映画でした。
「劇場版 FINAL FANTASYXIV 光のお父さん」を見た。
そういえばドラマ版はお父さんが大杉漣でしたね。大杉さんがかわいいのは良かったのだけど、これ、劇場でやってどうすんの？って思ってました（ちなみに劇場版のお父さんは吉田鋼太郎）。ただ、一応ゲームが題材の映画は見ておきたいというのがあって、ある意味義務感で見たんですが、意外や意外、面白かったです。見ておいて良かったです。MMO RPG初心者への入門映画としても良い役割を果たすのではないかと思います。これを期にはじめる年配層とか増えないかな、できればドラクエの方に流れて欲しいけど。それはさておき、個人的に嬉しかったのは、大画面でFF3が見れたことです。FF3は、かなり思い出深いゲームの一本で、発売日は学校行かなかったなーとか、そこから家にこもって最後までやりきったなーとか、エンディングはビデオに録画して何度も見たなーとか、当時を思い出して懐かしくなりました。生活の大半がゲームに割かれてた青春時代の1ページです。ただ、あのラストダンジョンは、小学校低学年児には無理ゲーなんじゃないの？って思いましたが、ラスボスに忍者×2、賢者×2のパーティで挑んで楽勝で倒してたので、ゲームスキルのやたら高い子供だなーと。FF14は、誘われてはいるけどなかなか手が出せてなくて、ナンバーリングタイトルでは唯一やってないタイトルなので、触るだけでも触りたいのだけど、これ以上やるゲーム増やしてどうすんのか？と。いや、でもね、やりますよ。こうなったら！
「ハッピー・デス・デイ」を見た。
時間がちょうどよかったってだけで見たので、まったく期待してなかったんだけど、意外なほどに面白かった！！誕生日の夜に必ず殺されて、その日の朝に戻されるっていうタイムリープもの。主人公はビッチな女子大生。けっこうなクソ野郎です。何をやっても殺されて、何度も何度も一日を繰り返すうちにまともな人間になっていくのか？っていう。なんか「恋はデジャブ」のホラー版じゃん！って思っていたら、その話題、ちゃんと劇中で出てきました。思わぬ拾いものでした。めでたしめでたし、よかったよかった。なんて思っていたら、最後にまさかのサプライズ！えー続編があるのー！！！！？？また同じ一日を繰り返すの！？しかも来週公開！！うひゃーーー嬉しい。絶対見ます。
「新聞記者」を見た。
よくぞ作ってくれた！という映画だった。ここまで政治的内容に踏み込んだ映画は日本では珍しいですよね。まず映画として抜群に面白かった。描かれていること自体は、意外性がないことが逆に怖い内容で、うすら怖くなってきましたが、このスリリングさはもちろん背景にある現実社会とのリンクあってこそだけど、当たり前のように思っていて目を背けていることを、突きつけられる恐怖というか…いや、ほんと「どうしよう」ってなった。どうにかしないといけないですよね。とにかく選挙前に見るべき映画なのは確かです。それにしても内閣内の一室で働く人たちの仕事内容…。もうね、なんでしょう。
「無双の鉄拳」を見た。
最っ高ーーーーそして最強ーーー！！！マ・ドンソク！！！！ド腐れヤクザに最愛の妻を誘拐された男の奪還劇。けっこうエグい話なはずなんだけど、ドンソク様が暴れ始めると、もうほとんどギャグです！安心して見てられます。いやーー面白かった〜。スカッとした〜。これぞ映画！
