ぴゅあできゅん!

「カラオケ行こ!」を見た。

いやーこれよく映画にしたな!だった。これすごく難しい映画だと思うんですよね、原作は一昨年くらいに読んだきりで、面白かったんだけど、基本はギャグマンガで、リアリティという意味ではあまり実写向きではないような、たぶん、へたに映像化したら、めちゃすべりうそうな気が…、コメディとして撮って、面白がらせようとしておちゃらけたら目も当てられない作品になる予感しかなかったんだけど、取り越し苦労でした。よかった!すごくよかった!!なんだろう、この絶妙なバランスは。まず脚色がいいです。エピソードとか設定の継ぎ足しがとてもよかった。「映画見るだけ部」とか原作にはないですよね。オフビートに抜けた感じが随所に足されててよかった。ゆるい空気感の中で展開されるヤクザと中学生のいちゃいちゃ友情感が最高です。ほとんど、BL。というか恋愛映画ですよね。いやー、ピュアできゅんきゅんしますよ、これ。映画的にはクライマックスも燃えます!最後の最後までとっておいたアレが炸裂する!!ちょっと儚さを残しつつ終わるラストの余韻と、わ!ってほっこりするエンドクレジット後もよかった!よき青春でした。劇場は1席も残りがないほど満席でした!

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