「北極百貨店のコンシェルジュさん」を見た。
おもてなしがすぎる映画だった。おもてなしされすぎちゃって…泣きました。３回泣きました。もうね、まっすぐがんばってる人見ると泣いちゃうんですよ。とにかくこの映画、めちゃくちゃよくできてました。上映時間70分しかないんですが、70分できっちりしっかり映画自体が輪になってます。そして語りすぎず、しかし雄弁にテーマを浮かび上がらせ語ってきます。サービスとは何か？おもてなしとは何か？なぜ人はここまで誰かのために尽くすのか。きちんとそれが描かれている。ここに集まってくるお客達が何者なのか、それを考えるとおのずとテーマが浮かび上がる仕組みなっている。そして最後のエピソード、重病を抱えた子どもへのプレゼントを探す話。なぜ必死に願いをかなえようとするのか、理屈ではなくしっかり感情でも訴えてくる。見事としか言いようがない。サービスとはどういうことなのか、ストレートに伝わってきて、とにかく気持ちよく泣いた。いいおもてなしをされました。素晴らしい映画でした。
