なるほどこれは…

「ドント・ウォーリー・ダーリン」を見た。

ステキな家、ステキな隣人、ステキな夫、朝から料理を作って、夫を送り出し、日中は習い事とショッピング、週末は上司の家でホームパーテー、笑顔あふれる毎日、絵に描いたような理想の生活。かつてのアメリカ的な理想の家庭像の中で、幸せに暮らしていたはずの女性が、日常の違和感に気づく。何かがおかしい。ちょっとした違和感から、作品は文字通り悪夢のような世界に落ちていくのだけど、それは単なる悪夢なのか?その正体が何なのかってところがすごく現代的で面白い。何が何によって人を抑圧するのか?かりそめの豊かさが実は何を奪っているのか、その辺を考えさせる映画になっていて、一瞬垣間見える現実との対比で考えると、実に怖い映画だったな…と。あとから効いてきます。

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