わかんだふぉえば

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」IMAX3Dを見た。

マーベルのヒーロー映画ではあるのだけど、まったくそんな雰囲気の映画ではなくてびっくりした。ブラックパンサー自体が今までにない世界観の映画だったけど、またそれを大きく更新するような、とんでもない映画がきたなという感じ。主演俳優の死を受けて、それでも主演の存在はそのまま変えずに映画自体を追悼の儀として存在させたかのようなスタンス。泣ける。マーベルのロゴが出る段階でもう涙ですよ。そこから丁寧に描かれるのは派手なアクションでも新たなヒーローの誕生譚でもなく、さらなる大きな死を生もうとする争いの構図の物語。憎しみあっていたわけでもない者たちが、いつのまにか争いの渦に飲まれていく。どちらが悪いというものでもない。でも戦争になる。悪いのは彼らと関係のない現代社会の人間達だったりする。真面目でシリアスでどちらかというと地味な話でありながら、IMAX3Dの効果をこれでもかと味あわせる水中の描写とか、もちろんアクションもたっぷりあって、なんだかもう、すごかったです。深夜にご飯食べそびれて空腹で見るIMAXはなかなかお腹にも刺激的でした。

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