まだやってます…

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毎朝、1冊本を読むっていうのをしつこく続けていて、今日で80日、80冊目を読んだ。とにかく1日1冊と決めているので、ときどき500ページくらいある本に出くわすと、これは分けて読むべきでは…って思いながら、意を決して読み切るようにしてるんだけど、「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」という本は、なかなか大変だった。良い本すぎた。480ページあって、無駄な箇所がまったくない。じっくり読んでたら半日完全に終わっていた。文章を書くことについての本だけど、物作りをするすべての人に向けた創作に対する向きあい方の本にも感じられた。この本、新聞社で取材&物書きをしていた頃に読みたかった。本当にこの本に出会ってしまっていたら、たじろいでしまって何もできなくなった可能性はあるけど。ただ、取材をしにいくにあたって、相手のことを徹底的に調べて相手のことを「好き」になるっていうのは、当時やっていたことで、1時間の取材のために過去の新聞記事から雑誌の切り抜きとか、著書も読んで、徹底的に調べて、その人のファンになってから会いにいくようにしていた。少しはちゃんとしたこともやっていたんだな。取材なんてやったこともなかったら、どうやって連絡先を調べるかとか、どういう手順で依頼すればいいかってことすら誰も教えてくれなくて、ほんとにイチからやり方を考えてやっていったんだった。力不足が過ぎて何度か取材相手を怒らせたこともあったけど、あの時の失敗だらけの日々は本当に貴重な体験だったな。

 

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