「KCIA 南山の部長たち」を見た。
重厚かつ骨太な、政治と権力を背景にした友情と裏切りの話で、とてもとてもよくできた映画だった。何とも実直そうで「不器用ですから」って感じの、でも、はち切れんばかりの胸板が眩しいイ・ビョンホン演じる主人公がとっても良いです。秘密警察の部長、トップです。盗聴していた気弱そうな男を秘密警察に連行して、取調室で隣の部屋から聞こえる叫び声でビビらせて即効ゲロらせたり、不器用そうだけどデキル男です。でも、会合にこっそり忍び込んで盗み聞きするところとか、暗殺のくだりの余裕のなさとか、なんか「不器用そう」な感じが味わい深いです。やっぱりビョン様、良いです。
