ぜんりょくでやる

BLUE GIANT」を見た。

泣いた。原作でも泣いてたけど、映画はそれ以上に泣いた。泣きすぎて頭痛がしてきた。もうかなり冒頭のところから泣いてた。ずっと泣いてた。なんだか止まらなかった。何かひとつのことに真剣にのめり込んで、全力でがんばる。まっすぐのめり込む。真剣に生きる。そのことをことをバカにしない。それがとにかく今の自分の心に響いたんだと思う。ここのとこ仕事が本当に大変で、もうムチャクチャで、何なんだよって状況を呪ってたけど、考えてみたら誰に押しつけられたことでもなくて、自分で選んだ道で、真剣にやりすぎるほど真剣に取り組んでいて、そうか、彼らにとってのジャズと同じくらい熱くなれるもの、オレも持ってたんだな。いまの仕事だ。いま真剣になれるものがある。それは大変でしょうがない。けどそれは呪うものじゃない。感謝すべきものだ。これだけ真剣になれるものがあって自分は幸運だったんだ。それを考えたら胸が熱くなって、あふれるものが止まらなかった。一番ぐっときたのはドラムの玉川だ。3人のバンドで天才と秀才にはさまれて、初心者でいきなりドラムをはじめる玉川。最初はメンバーとして認められてもいない。何も持ってないところから練習で積み上げていく。実力は遠くおよばないけど、誰も自分なんて見てないけど、天才と秀才の足の引っ張らないように必死についていく。あの姿に自分が重なる。途中のライブで「君の成長を聞きに来てるんだよ」ってお客に声をかけられる。どこかで誰かが見ていてくれる。ずっと昔、同じように言ってもらったことがある。そのときのことを思い出してまた泣いた。劇場は満席だった。ほんとうはもっと声を出して大声で泣き出したかったけど、さすがに我慢した。とにかくこんなに泣いたのは久しぶりだ。まだまだ行けるな。青臭いけど、本気でそう思って劇場を後にした。まだ行ける。全力でやる。

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