ぜんぜんちがう!

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スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」を見た。

…この長ったらしい副題。ほんとかんべんして欲しい。長いのは、まあいい。でも、この映画、そこが主題じゃないじゃん。ほんと、危うく見に行くのをやめるところだった。ほんと、この副題にだまされて見に行くのやめないでよかった。いや、確かに間違えてはいないのだけど、全然そういう劇的な「感動の実話!」的な話じゃない。その真逆。もっと大切なことを地味にしっかり描いた作品でした。社会に受け皿のない重い症例の自閉症の子供たちや大人になった人たちを支援する無認可の施設を運営する人たち。患者だけじゃなくて、介助する人たちも社会に受け皿がない若者だったりして、ほんとにきれいごとだけで世界は回ってない。それぞれ役割りや居場所を作り出していこうよって映画です。もちろんボロ泣きですが、副題にあるような分かりやすい感動映画じゃないです。最後のダンスシーンを見ながらぼろぼろ泣きましたよ。