「思い、思われ、ふり、ふられ」を見た。
お盆だっていうのに、朝から洪水のように押しよせてくる心かき乱すメールに、ポキっと心が折れてしまいました。久々にポキって音を聞きました。今の自分に圧倒的に足りないのはうるおいだと思ったので、全部投げ出してきらきら映画に行ってきました。きらきらの名手、三木孝浩監督ですからね、間違いないヤツです。何気にこの監督の映画はほぼ全部劇場で見ています。ほぼ追っかけです。今回はこの世界の片隅の同じマンションに暮らす高校生4人の一方通行恋愛映画。全員片想い。でも結局揺れ動く気持ちの何チャラは若さゆえにふわふわしていて、一見、全てを悟ったかのようなたたずまいのイケてる男子も中身はブレブレだったりして、それでもぼんやりしたまま何だかふわっと幸せを感じてしまって、恋愛が世界のすべてという、とっても素晴らしい世界。十代の日常の理不尽さを描いた「はちどり」や「ボヤンシー」に比べたら、ここは天国だ。映画にも浜辺美波のぬけさく先生みたない笑顔にも癒されて、とっても幸せな2時間でした。