しんでないですよ

f:id:Shimpachi:20200606101823j:plain

「デッド・ドント・ダイ」を見た。

日常にあるものがすべてが詩であるとでもいうべき知的で繊細な映画「パターソン」(大大大好き!!!)を撮ったジム・ジャームッシュの最新作。しかもゾンビ映画!最高じゃないか。公開延期でもう見れないかと思ってたけど、見れましたよ。劇場で。やった。嬉しい。ありがとう。で、主演がビル・マーレイ!最高の男!!!好きな俳優は誰か聞かれたら真っ先に名前のあがる人です。いや、ジェイソン・ステイサムか…悩む。いや、でも、とにかく、どちらも最高であることは間違いない。ビル・マーレイゾンビ映画!それだけで、期待値が上がる人もいるはず。だって、ちょっと前にゾンビランドの続編「ゾンビランド:ダブルタップ」であったじゃないですか、ビル・マーレイの無双が。あ、これ、言っていいのかな、まいいか。とにかくゾンビ映画ビル・マーレイ、それだけでも最高なのに、共演がアダム・サンドラーと。これまた最高の男の一人。いや、最高の「パターソン」の人だ。もう見る前から、最高の要素が揃いすぎて、見終わったら死ぬんじゃないかと思ってましたが、大丈夫でした。生きてました。いやー、楽しい映画でした。くすっと笑える要素と、脱力感と、でもおさえるとこしっかりおさえたバカバカしい映画でした。最高すぎない、ほどよい加減。ゾンビ映画という現実のメタファー的なテーマをあえて更に記号化して、フィクションであるということを登場人物にも観客にも分からせた上で、好き勝手バカやってる映画でした。で、ちゃんとビル・マーレイが無双化します。テーマソングの使い方のくどさとか、なんか、また愛すべき映画が増えちゃった感じです。ああ、そして、やっぱりビル・マーレイは最高の男だな。