「負け犬の美学」を見た。
49戦闘って13勝、最後に勝ったのは3年前という45歳のボクサーの話。生計はアルバイトで立て、娘のピアノレッスンのお金も滞納中。娘にピアノを買うために元チャンピオンのスパーリングパートナーになるのだが…。まったく救いがない話なんだけど、そんな中にほんのちょっとした喜びと、希望と、でも現実が続いていく。引退を決めていた50戦目、そしてラストシーンの何とも現実的な残酷とも言える余韻。なんてカタルシスのない映画なんだ…。好きです。こういう映画。
「劇場版はいからさんが通る 後編」も見た。
あれ？こんな展開だったっけ？って思ったらアニメで最後まで描くのはこれが初めてだったんですね。テレビアニメは見てたんだけど、打ち切りだったそうで…そりゃ、初めて見る展開なはずだ。38年越しのフィナーレだってんだから、ダイジェストみたいな映画だっていいじゃない！！
