いきぐるしい

f:id:Shimpachi:20181002100807j:plain

運命は踊る」を見た。

なんて映画だ。息もできないほどの絶望の後にくる背徳感を伴う安堵、退屈な日常の中にある死と隣り合わせの緊張、何気ない小さな判断の誤りで取り返しのつかない大事態が起きてしまう現実の無情さ。因果応報などということばでは表しきれない、どうしようもない運命の連鎖とその皮肉がたたきつけられる。感情そのものが映像になったような撮影と演出が見事だった。とにかく息が苦しくなる映画だったけど、大好き、こういうの。