わにえいがきんぐ

ライオン・キング:ムファサ」吹替 ドルビーアトモス上映を見た。

いやーこれ!見なきゃいけないなーと思いながら、なかなか見に行く気になれなくてスルーしてたんですよね。でも見とかないとなーと。なぜならワニ映画だから。予告に出てるんだもん、ワニが。そりゃいますよね、ワニくらい。野生の王国なんだから。でもいまいち気が乗らない。そう思ってスルーして年をまたいでたんですが、見てきました。結論から言うと、すみません!思ってたよりはるかによかったです!!そういう映画でした。見る直前に知ったんですが、監督バリージェンキンスなんですね。「ムーンライト」の。なんで?って感じなんですが、見て納得というか、作家性ってきちんと出ますね。映像的には、色や光の使い方が、すごく印象的で冒頭の荒廃した枯れたサバンナが、空想で花で埋まっていくミュージカルシーンからすごく美しいし、今回は水のシーンがすごく多くて、洪水で流され、滝に落ち、クライマックスの洞窟の中の水中のシーンは光の使い方とかとてもよくて、幻想的な雰囲気にあふれてた。そして何より、物語ですね。男社会の男的強さの呪縛の話になっていて、全体的にダークサイドに落ちて後にスカーになるタカというキャラに共感する作りになっている。いや、すごく良いヤツなんですよ。このタカが。だからね、いや、ムファサ、お前!ってなりました。ま、でもリーダーというのはある種そういう人のことなんでしょうね。で、肝心のワニ要素ですが、ふんだんにありました。やっぱね、最初にワニが出てくると、もう水際のシーンがずっと怖くなるんですよ。そして中盤でまた…。いや、ワニ要素、かなりよかった!これ去年の映画なので、2024年のワニ映画ベストに確実に入る一本でした!見て良かった!

www.youtube.com

 

予告のワニ