ばんでいじだめいじ

なんだか春みたいな陽気。1月に外を歩いていて汗をかくとは思ってもみなかった。そんな陽気にちょっと気分も浮かれてしまったようで、うっかり「BANDAGE」を観てしまいました。岩井俊二製作・脚本というのでちょっぴり気になってもいたし、なにより「イカ天」世代な僕らにはぐっとくる90年代バンドブームがテーマだったりするので、赤西くんなどの不安要素はとりあえずなかったことにできるかなと思って観に行ったんですが…。強烈すぎました。良いとか悪いとかのレベルをはるかに越えて、恐ろしい域に達した珍作です、これは。おぼこい女子中学生の妄想ですか?っていう奇妙な世界観。このかっこつけヘンテコぶっ壊れ感はここ数年でもダントツかもしれません。「うそでしょ!?」と我が目を疑ってしまう場面が少なくとも5箇所はありました。中でも仰天だったのが、バンドのマネージャーが病気になって病院にかつぎこまれるくだりですが、あまりの展開に思わず「まさか!?」って叫んでしまいました。…と、あまりにバンデイジが強烈で他の映画のことを忘れてしまいそうです…。えーと、他に「かいじゅうたちのいるところ」「ジェイン・オースティン 秘められた恋」を見ました。「かいじゅうたち…」は、とっても好きな映画でした。かいじゅうたちのところに行く前の少年の描き方、かいじゅたちのところから逃げ出したくなる居心地の悪さは、ものすごくうまいな〜と思いました。「ジェイン・オースティン」も18世紀が舞台ってだけで点数がだいぶプラスになっちゃいますが、丁寧に作られていてなかなか楽しめました。つーわけで、今年見た映画6本になりました。今のところ1位「サマー」2位「かいじゅう」3位「ジェイン・オースティン」4位「ヤマト」5位「よなよな」6位「バンデイジ」って感じです。