みみすましてきた

耳をすませば」を見た。

え!?あの歌じゃないの?に始まり、あの「耳をすませば」とも、元の「耳をすませば」とも違う別の世界線の「耳をすませば」がそこにあった。画家を目指していた聖司くんは、ヴァイオリン職人を目指し、この世界線ではチェロ奏者を目指す人になっている。あまりに有名な主題歌、鈴木敏夫が娘に翻訳させたという日本語訳の「カントリーロード」は、「翼をください」に代わっている。劇中高らかに主人公が2回も歌い上げる「翼をください」がまさに本作そのものの空気感をうまく表している。思わずこっちが恥ずかしくなるような…でも堂々とそれを貫いているので、もうこれはこれで潔いというか、いや、おめーすげーよって本気でそう思えてくる。この映画、1988年と1998年を描いているんだけど、あ、自分と同じ歳の設定なんだ!って思ったら、シンクロ率が一気に高まってしまった。ただ、1998年にわたしも編集者をしておりましたが、編集者も作家ももう少しふつうにパソコン使っていたと思います。あ、あと雫が読んでるマイク・K・ニコルスの「フェアリーテール」ともう1冊は「バビロンの森」?の本は実在しない本ですよね。これはあとでチェックしておかないとな…。

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「フェアリーテール」これ原作にもジブリ版にもきちんと出てきてた本だったんですね!ちなみにマイクKニコルスって作家の同名の本はないみたいです。バーコードがないのがちゃんと80年代の本ですね。