まだよってる

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きみの鳥はうたえる」を見た。

見ていて、懐かしさとどうしようもない淋しさに襲われた。ああ、もうこんな瞬間は自分には訪れないんだなという、なんとも言えない淋しさだった。無軌道で無気力でだらしなく酔っぱらって、ただ時間を浪費するしょうもない時間。そんなものが、その何でもない日常が、過ぎ去って、失って、実はすごく貴重なものだったと気づく。取り戻せないことが分かってからでないと気づけないなんて…ほんとに。