ひとごみにまみれてみてーっす

やってもやっても終わらない。やることリストにどんどん追加項目が…。ま、そうは言っても基本的に家に閉じこもっているので、DVDくらいは見れたりしています。「親指さがし」みたいに記憶から早くもデリートしちゃいたい作品やら、「錯乱」やら「裸婦」やら誤変換してしまいそうなタイトルのヤツとか意外にどうでもいいのを見てますが、「ボビー」「善き人のためのソナタ」この2本は、劇場で見なかったことをかなり公開する傑作でした。特に「ボビー」。エミリオ・エステベス、すごすぎです。群像劇っていうテーマがきちんと活かされた傑作でした。某有頂天なんとかとは天と地の差です。いや、ほんとよくできていてまじでビックリしました。あ、あと「プロヴァンスの贈りもの」って映画を見てきました。金のことにしか頭にない男が、田舎で暮らして気持ちを取り戻すっていう、定番のお話なんですが、この映画の設定が恋愛シミュレーションゲームっぽくて笑いました。死んだ叔父の別荘に突然住むことになって、そこに美女が現れて、いとこを名乗るムスメがおしかけてきて…って、ね、アレ系な設定でしょ。そういう映画を巨匠リドリー・スコットが撮ってるってのがすごい。だから映画としての完成度は高いです。それから、死んだ叔父さんが想い出の中で言う教訓めいたセリフが活かすんだよね。「勝利から学ぶものは何もない。だが敗北は知恵を生み出す。もちろん勝つ方が楽しいが、負けることだってある。大事なのは負け続けないことだ」みたいなね。全体的に疲れたサラリーマンへの癒しと活力を与える映画になってるので、お盆休みの最後の日にでもふらーっと劇場で見てみると元気が出るかもしれません。出ないかもしれませんが…。



暑くて走るのがだるいです。