つるがおれない

ニッポンのマンガ (アエラムック―AERA COMIC)」に高野文子が5年ぶりにマンガを描き下ろしていて、それがただ「おりがみでツルを折る」だけの短編なのに、なんでこんなに面白いんだってくらい頭んなかに貼り付いて、しばしぼーーっとなってしまった。なんかツルを折るっていう行為がすごく楽しそうに見えて、その時間が踊り出すような、そんな世界が8ページの中に展開されていて、すごいな〜と。
そういえば、ちょっと前、会社のバイトの女の子が辞め際に「ツルを折って欲しい」とオリガミを配って回っていたので、一個折ったのだけど、おそらく人生で2度目に折ったツルは作り方もあやふやで、1時間もかかってやり直し、やり直し、をして、気がつけば、ヘニャヘニャな不格好な頼りない感じになっていて、とても楽しいようなもんじゃなかったけど、にしても、これがマンガになってアレだろって思うと、やはり、うなるしかないな〜。