なにか置き忘れてきたか…

Shimpachi2004-12-11

ロスト・イン・トランスレーション」を観た。
ビル・マーレー大ファンな自分としては、なぜ映画館にいかなかったのか観る前から後悔していたのだが、観て、その後悔は更に強いものに…。
とにかく、不思議なくらい気持ちの奥底にじわーっと入ってくる映画だった。
この感覚はなんだろうと思ったが、近い感覚として思い浮かんだのは、「海外への旅の記憶」だった。本作自体も、それをテーマにした映画ではあるが、たとえば訪問初日に観たその町のネオンサイン、看板など違和感のあるものが、帰国する頃には妙に懐かしいものに変わっているような、そんな感覚を追体験させてくれるそんな映画だった。
「ヒューマン・キャッチャー」の続編はぜひ、娘ソフィアにメガホンを握らせてください、お願いしますコッポラ先生!
ロスト・イン・トランスレーション [DVD]ヒューマン・キャッチャー 特別編 [DVD]

さて、朝からステキな映画を観て気分は上々の一日だったが、なにやら大忙しな一日でもあった。
「月刊IKKI」の打ち合わせ、新潟の暑苦しい男Nの結婚式、アニメ職人Oとの飲み会。夜中まで、都内を方々駆けめぐった。
映画の中のビルの一日のような、濃ゆい一日だった。