あふれてにじんで

「BAD LANDS バッド・ランズ」を見た。

むちゃよかった!バウンス ko GALSの流れをくむ原田眞人監督の新たな傑作。独特のセリフ回しに、ワルな雰囲気に、人間関係のドライさ、でも深いところでしっかり人間くさい。いやー最高!最高の映画。世界の裏側が溢れて、こっちに滲んできてて、悪い世界と現実との境界スレスレを女性が軽やかに、それを手玉にとって生き抜く話。でもそこに過酷な現実がしっかりのしかかってきて、そういう痛さと痛快さが混在したヒリヒリくる感じ。文学性をまとった登場人物たちのクセのある感じと、人間くさくてぎこちないバイオレンスとが溶け合う絶妙なハーモニー。怖くて悪くて楽しくて心地よい!定期的に見る一本になりそう。これはソフト買うな、きっと。

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