えいがはじめ


日常が戻ってきました。本格的な仕事初めに、とりあえずの映画初め。今年の劇場鑑賞一本目は「誰のせいでもない」でした。ヴィム・ヴェンダース監督。ある事故がきっかけで始まる12年にわたる人生ドラマ。感情の喪失と運命のすれ違い、絶えずつきまとう嫌な予感。なかなか緊張感のある映画でした。「ヒトラーの忘れもの」も見た。こりゃ、たまらなく怖い…。地雷処理でいつ誰が吹き飛ぶか分からない緊張感に、捕虜少年兵と軍曹の人間関係の緊張感。たまらない映画でした。あと一本「スモーク」も見た。確かずっと前にビデオで見て全然ピンとこなかった記憶があるんだけど…いや、これ、すごくしみる映画じゃないか。味わい深い一作でした。たぶんこの味わいが分かるようになったんだな、きっと。というわけで、いい映画初めでした。今年もボチボチ見るぞ!