たちばなとたき!

「シン・仮面ライダー」を見た。

最速上映見てきました。ネタバレすんな!とのことなので何も内容については書きませんが、一つ言えるとすると、最高純度の庵野秀明でしたってことでしょうか。シンゴジラ、シンウルトラマンと関わった実写作品の中で、ああ、庵野さんっぽい!って思ってたそれとは、濃さが全然違います。当たり前ですが監督の力とは絶大なのです。いやね、シン・ウルトラマンを見たときに思ったわけです。マニアックさを突き詰めながら、きちんと子どもも喜べそうな娯楽映画に仕立てるバランス感覚も身につけてしまって、仮面ライダーは更にそれが発展した化け物みたいな映画になるのではないかと。ある意味それは当たってました。とんでもない化け物みたいな映画でした。ただ思ってものとは違って、極めて作家性の強い「式日」と「キューティーハニー」が混じり合って進化したようなすさまじい何かでした。誰もが楽しめる映画かどうかは分かりませんが、実写・庵野が全開に詰まってて、個人的にはむちゃくちゃ楽しかったです!面白かったかどうか聞かれると遠い目をしてしまいそうですが、好きか嫌いか聞かれたら星5点満点で16点くらい付けたくなる怪作でした。常に戦い続ける庵野監督がやっぱり好きです。ちなみに劇場でもらった入場特典の仮面ライダーカード、入っていたのは宇宙一好きな西野七瀬のレアカードだったので、それだけでこの映画の評価はプラス3億点です。

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