たんたんたんぐっ

「TANG タング」を見た。

なんとも不思議な映画だった。少年のような見た目の中年おじさんがポンコツロボットと冒険して心通わすジュブナイル映画。子供向けなのか、その親向けなのか、このキャスティングには大人の事情のいろいろを想像してしまうのだけど、それでも40手前でまるで少年のようなたたずまいの役を映画でこなせるニノの存在はやはりすごい。いったい何歳の設定なんだろうか。少し未来の世界が舞台で、現代の風景の中に少し先の技術が入っているような日常の描写とか、福岡の街の近未来感とか、その辺はあーここまでが現在でこの部分は架空の未来感だよなーってわかるんだけど、中国の深圳の未来感はどこからが架空のものかわからなくて、ニノの年齢設定ふくめ、いろいろ頭がバグる感じだった。それにしてもすごいのは三木孝浩監督だ。「今夜、世界からこの恋が消えても」が公開中で、「タング」も公開してて、今日から「アキラとあきら」が公開。ということは同じシネコンで同時に3本監督作が公開されてることになるわけだ。3本どれもメジャー作品でジャンルがバラバラ。これすごいことなんじゃ?

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