しあわせなじかん

「ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」を見た。

これまたすごい映画を見てしまった。2010年〜21年の11年間に公開された世界中の映画の中から映画表現拡張した作品をピックアップして考察した映画。驚くのはあらゆる国のあらゆるジャンルの映画が並列に並べられて評価されている点で、アジアもヨーロッパもアメリカもホラーもあればコメディもあればアクションも実験映画もアニメもどれも同等に扱っている。それらの作品群が映画というものにどのような影響や変化をもたらしたのかが、しっかり読み解かれていて、もちろんそれに異論のあるうるさ方もいそうだけど、とにかく「この映画のここがすごい」ってのがわかりやすく解説されてて、なるほどって思ってみた。それにしても見てない映画のたくさんあること…。「銃弾の饗宴」とか「蘭若寺の住人」とか何それ?超面白そうって映画がこんなにたくさんあるなんて。で、好きな映画が取り上げられると気分がやっぱり上がります。「像は静かに座っている」とか、ほんとすごい映画だったもんなー。「アンダー・ザ・スキン」がいかに画期的かとか、「イットフォローズ」とかまた見たくなったよ〜。なんとも幸せな時間でした。

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