さいこうすぎです

「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」を見た。

公開からだいぶ経ったし、平日だし、劇場ガラガラでしょう!?なんて思って上映2時間前に座席予約のページ開いて仰天した。ま、満席…。一番前に数席と一番後ろに1席しか残ってない。な、、、なんじゃこりゃーーー!!!とにかく平日朝一の回、おとな1人で見に来ているのは多分わたしだけという高密度のお子様満席状態劇場での鑑賞。なんか居心地ワルって思ったんですが、映画が始まってみたらそんなの気にならないというか…いや、むしろ最高の映画体験でした。こどもたちのマナーが良い!誰も騒がない。超集中。でもって笑うところは大爆笑!下品なシーンでも大盛り上がり。それってとにかく映画がよくできてる証拠じゃないですか!!観客あっての映画!そのことをモロに感じる映画でした。この環境で見たことで体感4倍増しくらいで楽しく見れました。実際、この映画、超超超超面白いんですよ。まず忍者ものとして強引だけどしっかり忍者映画になってる。でもってアニメとしてきちんと面白い。かなりレベルが高いアクションをやってるんですよね。傀儡(操り人形)を使ったバトルの軽快さはかなりフレッシュで、さらには忍者屋敷で忍法を使えないしんちゃんvs忍者の追いかけっことか、同じようなアクションは二度やらないバリエーションの豊富さ。そして送り込まれる素晴らしいほどにバカバカしい忍者の刺客たち。もう最高!はっきり言って一個も飽きる展開がない。ラストのダイナミックな展開もこれぞ劇場版!な大ネタ感があって大好き。思わず声だして笑っちゃうレベルのわかりやすいギャグに、下品だけど子供が大好きな下ネタ満載。徹底的にくだらなくて、でも作品を貫くテーマはシンプルに家族の幸せを願う母の話で、最後は号泣します。もちろん泣きました。悪者がきちんと悪者として出てきて、そいつはただの悪者なんだけど、ネチネチと懲らしめないのもよかった。あさっり退場してもらって引きずらない。こういうところも見事でした。実に気持ちのいい映画!!「トップガン」と並んで今年ベストの1本に入る素晴らしい作品でした。見終わって、このところ人生を深刻に生き過ぎちゃってたなーと反省しました。もっとくだらないといけない。軽やかに生きないといけないな。くだらなく、軽やかに、気楽でいないとダメだ。圧倒的にそれがここのところ足りてなかった。この映画で、ちょっと生まれ変われたかもしれない。その意味じゃ今年ベストワンだ!やっぱり映画に救われてるな。

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