ミュージカル映画に脇役で出ることになった。ダンスシーンのエキストラ。現場にはすごい人数のエキストラが集められていた。主演は上野樹里らしい。現場で会う上野樹里と名乗る人は身長が190cmくらいあって、芸能人ってテレビで見るより実際は大きいっていうけどこんな見上げてしまうほど大きいものなんだな〜って感心した。大きいけどすごく周囲に気をつかう人で、脇で踊るだけのエキストラにも優しく声をかけてくれた。良い人だな〜って思っているうちにシーンの撮影が始まって、「そういうえば何踊るんだっけ？練習してないけど…」って思ったんだけど、昨年の12月から欠かさず毎朝練習してるダンスがあって、偶然にもそれを踊ればいいっていうシーンだった。なんて都合の良い設定だろう。もちろんこれは夢の話だ。その後、顔写真の撮影をするというので別スタジオに移動させらて、大勢いるダンスエキストラ一人一人の顔写真を流れ作業で撮っていく。プロデューサーが言うには「役名もないようなエキストラだけどライブのパンフ用に写真を撮る」のだそうだ。ライブもあるのか…聞いてなかった、そんなの。自分の番がきた。ぱしゃりと撮って終わりのはずなんだけど、「表情がダメ、撮り直し」って言われる。2枚目、またダメ。「歯の裏に舌をつけるのをやめろ！顔がゆるむ。あーまだついてる、はいダメ」って永遠ダメだしされ続けて、すごく大きい上野樹里だという人がイライラしているのが見えて、ああ、早く帰りたいって思ったところで目が覚めた。さ、今日はNETFLIXで「イカゲーム」を見ようっと。
