「14歳の栞」を見た。
こりゃえらいこっちゃ、な映画だった。とある中学校の2年6組の生徒35人全員に密着したドキュメンタリー。リアルな中２の日常、そして思考。クラスのバランスをとるために「自分を殺してる」っていう子、「友達とかいらない」っていう子、教室にいるときと部活のときと表情がまるっきり変わる子、バスケの県選抜に選ばれながらも疲労骨折で練習できないバスケ部員、不登校になってしまった子、その原因を作ってしまったかもしれないって思ってる子、周囲と距離を取ってひとり宇宙研究者を夢見てる子。ほんとにそれぞれの個性がそこに存在していて、みんなバラバラで、ただ近くに住んでる14歳ってだけで放り込まれた2年6組っていう空間で、彼ら彼女らがバランスをはかりながら共存している。そしてその学校って場所が14歳のほぼ全部になる。学校ってすげーところだな…って改めて思いつつ、自分の14歳を思い出したりした。そういえば中２か中３のとき、自分のクラスもドキュメンタリーのような映像作品で撮られたことがあった。当時の映像が確かVHSで残ってたはずだ…。ビデオデッキが今の家にないので、どこかでDVDに焼いて見てみよう。
