「ジャンク・ヘッド」を見た。
なんかものすごいものを見てるって感動にずっと震え続けるような、とんでもない映像体験だった。な、なんじゃこりゃ。一人で７年かけて、黙々と作り続けたストップモーションアニメ。実験的で、ぶっ飛んでて、ブラックで、ジャンクで、ヘッドで、グロくて、下品で、生々しくて、でもすごく陽気で、明るくて、くだらなくて、でもって、これが単純に面白い。作品として独自性が突き抜けすぎているのに、底抜けに面白いって、こんなすごい作品バランスがこの世に存在するんだなと感心した。一人の頭で考えた世界を、一人で作り抜いた先に生まれた奇跡のような作品。こりゃすごいものを見ちまった。ほとほと仕事がイヤになって、逃げ出すように突発的に見に行ったのだけど（電車に乗って映画館に行くのは8ヵ月ぶりだった）、とにかく見に行ってよかった。たぶん、あのまま仕事を続けてたら、昨日仕事を辞めちゃってた気がする。そんくらいキツいのがいま何本も連続していて、正直もう耐えられない感じだった。やっぱりいつも映画に救われるんだな。ありがとう、ジャンクヘッド！そういえば、この映画を見ると思ってなかった早朝にたまたま映画「ガンヘッド」をUNEXTで見ていた。ま、別にだから何？って話だけどね。
