な、なんじゃこりゃ。なんて容赦ない映画なんだ…。正直何を見せられているのかわからなくなった。悪い意味では決してない。しかし、この容赦のなさは、正直怖かった。予告を見て、メキシコの人身売買カルテルに拉致された娘のように育てた少女をランボーが救出に行く映画とは何となく知っていたので、リーアム・ニーソンの「96時間」のような救出劇で、ランボーもまたジャンル映画としてシリーズ化していくのか？「完結」とか言ってるけど、終わる終わる詐欺だろ、なんて「大脱出」の「２」「３」をしっかり劇場で見た身としては軽く考えていたのだけど、そんなものではなかったです。最強の男が少女を救出に行く話なのは間違いないけど、甘っちょろい展開はゼロでした。「ランボー」をなめちゃいけない。そして「96時間」＝4日間がある意味でキーになるのだけど、その4日間で起きることがもう…。見てらんない恐ろしさでした。そしてそこからの「怒り」しか残っていない展開の壮絶さが…。なんというか、ほんと容赦ない映画でした。ランボーって一作目から壮絶な悲しみを引きずってきた気がするけど、最後に来てもこれなのかと。とんでもない完結編でした。
