ついにいけました

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「ビッグ・リトル・ファーム」を見た。

ああ、ついに。ついに。この書き出しで始められた。映画館です。2カ月と1週間ぶりの映画館です。嬉しい。死ぬほど嬉しい。それでもって、2カ月前、始まった直後に映画館が閉じてしまったので、もう見れないと思っていた映画が見れた。嬉しい。超嬉しい。アメリカのある夫婦が“究極の農場”を作るドキュメンタリー。いやー、すんばらしい映画でした。自然の循環を使った農法をゼロから作り上げていく8年の記録なんだけど、そのプロセスは地球を新たに生み出すプロセスのようでもあって、自然に存在するもの、それは害虫であっても、無駄なものは何一つないということを教えられる映画でした。害虫が発生したり、トラブルが起きたとき、その場の感情と目先の利益だけを優先させて人が手を加えると別の所でそれが原因で次々問題が拡大していく。それを自然に任せて循環させるとトラブルが時間をかけて、ゆっくり良い方に回り出して勝手に回復していく。トラブルや災害さえも自然の循環には必要なプロセスになりうる。これ人生にも通じるし、あらゆることにあてはまるように感じた。焦って障害を排除しようとしない。まず観察して、何が起きてるのかを見極める。それからゆっくり共存することで順応していく。このタイミングでこの映画を見たことに意味がある気がした。最後はなんだか、わんわん泣いていたよ。