はるはまだですね

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「弥生、三月 君を愛した30年」を見た。
3月の30日を1日ずつ切り取って30年にわたる恋愛を描いた映画だという。それを聞いて当初思っていたのは、1日ごとに1年経過するという「同期のサクラ」のような構成で、それは楽しみだと思っていたのだけど、ん?と思ったのは、予告を見ると東日本大震災が絡んでくるようで、とすると3月11日が描かれるわけだけど、つまり映画内では3月11日は11年目ということで、残り19年あるということは、ラストは未来の話になるの?どうなってるの?なんて勝手にワクワクしていたんだけど、考えすぎだったみたいで、比較的シンプルな映画だった。誰が1年ごとに1日を切り取るなんて言ったよ。3月が1日ずつ進んでいくには違いないけど、何年も経つこともあれば、1日経過しただけのところもあって、なるほどそうだよね、という映画でした。で、今が何年の何日なのかを見せる演出が毎回凝っていて、カレンダーだったり、ケータイの画面だったり、小道具を色々使って見せるのが手が込んでいて、がんばったな〜と。30日で30年、ん?3月31日はどうなったのかと思っていたら、ちゃんとありました。ギミック中心の作りはけっこう難しいですね。