「テルアビブ・オン・ファイア」を見た。
見たい見たいと思いながらなかな行けなかったんだけどようやく見れました。面白かった〜。イスラエル、パレスチナ、複雑な背景をしっかり折り込みながら、それを見事なコメディにしている上品かつ巧みな脚本と構成。戦争を背景にしたメロドラマの撮影現場を舞台に、実力もないまま脚本家になってしまったパレスチナ系青年と、彼に協力することになる脚本書きのセンスがある検問所のイスラエル軍の主任。対立関係にある者同士の共作が、とんでもないことになっていって、どうなるの？どうなるの？からの見事すぎる着地。お見事でした。これぞ映画だ！この映画が始まる直前、劇場に向かっている最中にどうでもいいタイムリミットサスペンス的なことが自分の身に起きていた。終わったと思っていた仕事のデータにミスがあったことが分かって、すぐに作り直してデータを送らないと印刷に間に合わないという。急いで作り直して送ろうとしたのだけど、修正に時間がかかってしまって、電車の中では送信ができず。ノートパソコンを開いたまま劇場に向かって歩きながらデータ入稿するという人生で初めての経験をした。それでもなかなかデータがアップできず、劇場に着いて上映時間になってもアップが終わらず…予告編上映中、間に合うか、間に合わないかドキドキしながらアップが終わるのを待って、データ送信が終わって、ノートパソコンを閉じて、劇場の扉を開けると同時に映画が始まるというミラクルプレイ。忘れられない映画になりそうです。
