なめんなめんな

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「WALKING MAN」を見た。

ラッパーのANARCHYが監督した青春映画。うまくしゃべれない、友達いない、生活どん底、な青年がラップに出合って目覚めていく物語。どん底からの這い上がり映画として中盤までふつうに楽しみました。どもりが強くて日常の会話すらままならない主人公が、通行量を調べるカチカチやる装置でリズムをとりながら、必死に自分の思いをラップする姿にはちょっとうるっときました。野村周平はこういう役がはまるな〜。気になったのは終盤、妹を救うあたりの展開から突然話のトーンが変わるところなんだけど、これはあれですね、主人公の夢ですね。たぶん、彼はまだ道路で通行人の数をかぞえながらカチカチやっていて、そんな彼が夢を見てるんですね。エンドクレジットでカチカチなってたら、けっこう好きな映画になったな。いや、そう思って見てるんで大丈夫なんですけどね。