いがいなやつだ

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アルキメデスの大戦」を見た。

正直、山崎貴監督作品はあんまりちょっとなところがあって、しかも今さら「大和」ものって…っていうのもあって、まったく気分が乗らないまま見たのですが、いや、これ面白かったです。ほんと食わず嫌いしなくてよかった。ときどきくるあちゃーってところもチャーミングに思えるほどよかったです。数字を使って世の中を変えようとする男の戦いの映画としても、対権力の話としても、そうくるかーっていう逆転劇も、ドラマとしてかなりワクワクして見れました。役所広司の五十六とはひと味違う頼りない感じの舘ひろし五十六も効いてましたが、対立する田中泯演じる造船中将もよかったです。菅田将暉柄本佑の主役コンビもよかった。何よりいつもほどクドクドしてない演出がよかったです。で、気になったのが、始まって10分位してから劇場に入ってくる人がけっこういたんだけど…、えーとこの映画、冒頭見逃してしまうと、一番すごいものを見逃しちゃいますよ。ま、物語には影響ないのかもだけど。とにかくこれをまた最後にやらなかったのは正解だと思いました。意外なやつが面白いとほんと得した気分になるな〜。