とんでもねえよ

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「僕はイエス様が嫌い」を見た。

「とんでもねえ、あたしゃ神様だよ」は志村けんのギャグですが、いや、これはとんでもない才能が現れたものです。奥山大史監督、22歳ですって。「どれだけ生きたかではなくどう生きたか」だと尊敬するローランド様もおっしゃっていましたが、いや、22歳でこの映画が撮れるって、一体どんな感性なんだ。見終わって何とも言えない違和感と、映画にうつっていない何かを考え始めてしまう感じ。印象的に近いのは「バーニング 劇場版」を見た後の感覚だろうか。これは偶然なのか、計算か。いや、いずれにしろあんなに自然に子供を撮れるって、それだけでもどうかしてるレベルだ。静かできれいな日常の中にある純真だけど深い闇の話でした。とにかく、あたしゃとんでもないものを見てしまったよ。