ちんぼつしてた

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「沈没家族」を見た。

大学の卒業制作で作った監督自身の生い立ちと家族の姿を追ったドキュメンタリーの劇場版。沈没家族といっても、家族が没落していく映画ではない。大人たちがより集まって大勢で子どもを育てるコミュニティを作っていたという話。その共同保育を「沈没家族」と呼んで当時はTVや雑誌でけっこう取り上げられていたらしい。そこで育った子どもが大人になって、特殊な環境で育った過去を振り返りつつ「家族って何だ?」ということを見つめ直していくという映画。自分一人の力では子育ては無理ということで共同保育を始めた母親のぶっ飛んだキャラクターだったり、子育てに参加するために集まってきた変な大人たちと、母と別れた強烈な父親など個性的な人たちが次々出てきて映画自体はなかなか面白かった。上映後、監督と育児に関わったおじさん2人のトークショーも面白かった。環境自体は違うのだけど、けっこう似たような幼少期を過ごしたので、意外に特殊な子ども時代だったな、と自らの子ども時代を思い出したりもした。