しすてむめ


わたしは、ダニエル・ブレイク」を見た。ごっつい響いた。尊厳を失わず人として生きようとすればするほど、ずたぼろにされていく。あまりに理不尽で無感情な生きにくい世界を、社会保障を受けようとする老人の視点から描いた、これはコメディですよね。もう笑うしかないくらいひどい。でもこれ現実ですよね。レベルは低い話になるけど、この間、インターネットの解約を電話でして、まったく同じような目にあわされたのを思い出した。すごく簡単なことをお願いしているのに、それはここではできないと言われ、それは別の部署でと、何分も電話を待たされ、たらい回しにされたあげく、結局解決しないという…。生き死にに関わる分映画の話はもちろん深刻だけど、根っこは同じだ。これからどんどんそんな世の中になっていくんだろうな…。