とけてしまう


バンコクナイツ」を見た。富田克也監督作ということで、これは見ねばと、夜の黄金町へ。182分の長編。ここではないどこか、いまではないいつか、それを求めてバンコクに集まった虚しい魂が、やはり行き場を探してさまようようなそんな映画のような気がした。正直、よくわからなかった。苦痛にすら感じられる長い時間そのものがまさに映画のテーマになっているような…そんな映画だった気がする。あまりのもやもやに、そのまま夜の街にとけてしまいたくなって、実際とけていった。はい、記憶がありません。