ふじょうりすぎる


写真コンテストに参加することになって、みんなにはスタジオが割り振られモデルが用意されているのに、自分だけ圧倒的に不利な条件で参加させられるということが気に入らず、「おれはやめる!!」と怒鳴ってその場をあとにするのだが、内心思っているのは早く帰ってファミコンのゲームの続きがやりたいということで、本当は写真コンテストなんてどうでもよかったんだ、と電車の中で何十年も前のゲーム雑誌を開いて攻略記事を読むのだが、こんな古いゲーム雑誌を持っていて少し恥ずかしい気持ちがあって、表紙を必死で隠していると、友人に声をかけられ、家に来てDVDを見ないかと誘われ、本当はゲームがしたいのだけど、なんだか断り切れず友人の家に行って見せられた映画は、動物園のどうぶつが人間になる薬を開発したという映画で、人間になったオスの象が動物園の中のトイレで男の警備員や飼育員を相手にカラダを売りお金を稼ぐという奇妙な映画で、ああ、早く帰ってファミコンがしたい…という夢を見た。たぶん、nintendoSWITCHを予約したからだと思う。「沈黙 サイレンス」を見た。人間と信仰について考えさせられる映画だった。「The NET」と根底の部分で結びついて頭の中で渦を巻いている。不条理だ。