さんしろうでした

見てきました!「感動が止まらない」あれ、「リアル・スティール」を。上戸彩が「今年一番泣いた」というこの冬一番の目玉映画です。ボクシングと人生に挫折した父と、11年ぶりに再会した息子が関係を築き直しつつ人生を取り戻していくという、まぁ、ありきたりなお話しなのですが、この作品がちょっと違うのは主軸に「ロボットボクシング」というSF設定をもってきてるところです。ちょっと要素が多すぎるんじゃないかな…と危惧してたんですが、余計な心配でした。そんなの関係ないくらい、とにかくよくできたポンコツ映画でした。親子の絆とか、人間ドラマなんか本作には全然関係ありません。オタク野郎どもが操るロボットに少年が操るロボットレスラーが戦いを挑む、これは実写版「プラレス三四郎」です。あのマンガ読んでて「大の大人がプラモデルのボクシングなんかに熱狂するかよ」って子供ながらにバカにしてましたが、その世界観を大まじめに実写化したらこんなになっちゃいました。クライマックスの破綻ぶりは爆笑です!久々に声出して笑いました。なんだかとってもラブリーな映画でした。