- 作者: 三橋美穂
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/01/12
- メディア: 単行本
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昨年末に装丁をデザインした本が今日発売になった。
われながら、なかなか、かわいくまとまったと思う。
色数を極力減らすのが、最近のマイブーム。
「オールド・ボーイ」(コミック)
韓国の映画版とは、まったくといっていいほど違う印象を受けるマンガだった。確かに設定の上では同じ話ではあるのだが、物語の流れ、雰囲気、キャラクター、結末まで違ってくると、別のものとと言ってしまっていいだろう。
どちらが好きかと言われれば、圧倒的に映画版である。
じつはさほど好印象を持っていなかった映画だったのだが、原作マンガを読み、差違をさがすうちに様々なシーンを思い出し、自分の中でその存在がどんどんふくらんでくるようだった。
「上京ものがたり」
自分は横浜で育った人間なので、上京経験もなければ、貧乏で苦しんだという経験もない。だからどこまで真っ向に共感できているのかはわからないが、「人と違う自分になりたい」と適度にもがいて、ちょっとずつ人に認められたときのうれしさというか、世界が開けた感が、ほんわか思い出され、ちょっぴり涙がこぼれた。
いいはなしでした。じつに。